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クロージングイベント02 ラウンドテーブル「国際展と芸術祭の隆盛〜その課題と可能性」を開催しました2019.11.25

クロージングイベント02 ラウンドテーブル「国際展と芸術祭の隆盛〜その課題と可能性」を開催しました

岡山芸術交流2019のクロージングイベントの第二弾として、2000年以降日本各地で開催される芸術祭についての課題と可能性を語り合いました。

岡山芸術交流2019の最終日となる11月24日(日)、蔭凉寺にて岡山芸術交流2019のクロージングイベント02 ラウンドテーブル「国際展と芸術祭の隆盛〜その課題と可能性」を開催しました。

ゲストには、浅田彰氏(批評家 / 京都造形芸術大学教授)、小崎哲哉氏(アートジャーナリスト)に加え、今年日本で国際展を行ったディレクターである津田大介氏(あいちトリエンナーレ2019芸術監督)、林寿美氏(TRANS-ディレクター)、那須太郎氏(岡山芸術交流2019総合ディレクター)を迎え、2000年以降日本各地で開催される芸術祭についての課題と可能性を語り合いました。

前半は、3名の国際展ディレクターによる、今年開催された国際展の背景や特徴、テーマなどを解説。その後、浅田氏と小崎氏も含め、アートフェスティバルの成り立ち、アートを地域の街興しとしている現状や課題などを議論しながら、岡山芸術交流2019の総括も含めた現代アートの役割などを考えました。
後半は、80名の参加者から質問や感想を募り、いくつかの質問疑問を登壇者が答える質問タイムに。どのように現代アートを見る目を養うべきか?という質問に対しては「アートヒストリーよりも、今社会で何が起きているのか、事件の核となっているものは何なのか? を考える思考が必要」といった、現代アートとの向き合い方など興味深い話に広がりました。

参加者からは「芸術と芸術祭の本当の有益性について有意義なお話が聞けて楽しかった。」「今後の芸術祭のあり方などを考えるきっかけとなった。」「日本のアートシーンに関わる議論が地元岡山で行われたことを誇らしく思った。」といった、今後につながる声が上がりました。